2019年8月29日のNHK「あさイチ」で、愛知県碧南市にある老舗醤油メーカーヤマシン醤油の『白しょうゆ』が紹介されました。
黄金色で、見た目は白だしやみりんのような雰囲気の白しょうゆ。
私は白しょうゆというものを今回初めて知りましたが、あさイチいわく「主張しすぎないけれど名脇役として料理を格上げする調味料」なんだとか。
私も白しょうゆ使ってみたい!と思ったので詳しくまとめたいと思います。
白しょうゆとは?
まず、白しょうゆって何?普通のしょうゆとは違うの?色以外に違いはあるの?という疑問点について調べました。
白しょうゆは、主に三河地方(愛知県)で生産され、江戸末期に開発された比較的新しい醤油なんだそうです。
普通の濃口しょうゆとの違いは、
- 原料が違う
- 糖分・塩分の濃度が違う
という点。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
白しょうゆの原料
普段よく使う濃口しょうゆの原料は小麦と大豆がそれぞれ50%ずつなのに対して、白しょうゆの原料は、小麦が90%・大豆が10%。
小麦 | 大豆 | |
濃口しょうゆ | 50% | 50% |
白しょうゆ | 90% | 10% |
原料としては同じですが、使われている割合が違います。
糖分・塩分の濃度
白しょうゆの一番の特徴は、糖分がとても高いこと。
濃口しょうゆの糖分は、通常2~3%であるのに対して、白しょうゆは15%もあるんです。
また、白しょうゆの塩分はうすくち醤油と同等の18~19%と、濃口しょうゆよりも2%ほど高くなっています。
糖分 | 塩分 | |
濃口しょうゆ | 2~3% | 16% |
白しょうゆ | 15% | 18% |
糖分・塩分ともに高いので、使いすぎには注意が必要ですね。
ですが、白しょうゆ自体はお刺身のように直接つけて食べるというものではなく、塩の代わりとして料理に使うような調味料のようなものと考える方が良さそうです。
白だしとの違い
見た目も黄金色で、並べられると白だしと見分けがつかなさそうなのですが、白だしとはまったく別物です。
白だしはかつおや昆布などからとっただし汁と薄口しょうゆなどを合わせたものなので、基本的に和食に使用します。
が、白しょうゆは原料が主に小麦で、だしは使われていないため、和食はもちろん洋食にも中華にも合うのだそうです。
何の料理にでも使えるという点が白だしとの違いであり、白しょうゆの一番の魅力でもあります。
あさイチのスタジオでは、ホワイトシチューに少し混ぜるという食べ方をしていましたが、
- コクが出た
- まろやかになった
- チーズの風味が出た
と、かなり好評でした。
白しょうゆの使い方・レシピ
あさイチでは、白しょうゆを使ったレシピが紹介されていました。
【カルパッチョソース】
材料
- オリーブオイル
- レモン汁
- 黒コショウ
- ガーリックパウダー
- 白しょうゆ
分量は紹介されていませんでした(笑)
ヤマシン醤油のSNSでレシピも紹介~とのことだったので、インスタとツイッターも調べたのですが、「オリーブ白しょうゆ」という自社商品が紹介されているだけでした…。
【焦がし白しょうゆにんにくチャーハン】
材料
- ごはん お茶碗2杯
- 酒 大さじ2 ☆温かいご飯にお酒をかけて混ぜておく
- ごま油 大さじ3
- 刻んだにんにく 1かけ分
- 刻んだハム 2枚分
- 刻んだ白ネギ 適量
- 溶き卵 2個分
- 鶏がらスープの素 小さじ2
- 白醤油 大さじ1
- こしょう 少々
最後に、鍋肌に白しょうゆを回しかけ、5秒待ってから混ぜ炒めるのがポイントとのこと。
白しょうゆとは・白しょうゆの使い方:まとめ
白しょうゆの特徴
- 白だしと違って、和食・洋食・中華料理などどんな料理にも使える
- 濃口しょうゆに比べて糖分・塩分ともに高いので使いすぎに注意
- おすすめの使い方は、チャーハン・カルパッチョ・ホワイトシチューなど
今までのしょうゆの概念をくつがえす白しょうゆ…。
白しょうゆは、スーパーや百貨店、インターネットでも買えるとのことだったので、私も早速買ってみたいと思います。
以上、あさイチで紹介された「白しょうゆ」についてでした!