2015年に廃校となった大阪府池田市の「細河小学校」。
現在、その細河小学校の跡地をどのように活用するのかということを池田市で議論され、実際に子供たちや市民が利用できる広場や施設を作り始めるという段階に来ています。
池田市のホームページにも、「老朽化した建物は撤去し、イベントスペースや避難所として利用できるよう再生する」ということが明記されています。
そんな細河小学校跡地ですが、芸人のキングコング西野氏が「木の時計台を作りたい」と言って、細河小学校跡地にモニュメントを作るため動いているというのです。
本当のことならもっと盛り上がって話題になってるはずじゃないの??
ということで、細河小学校跡地が現在どのようになっているのかを見に行き、あれこれ調べてみました。
現在の細河小学校跡地はどうなっている?
おそらく正門だった場所と思われるのですが、工事現場などにある鉄板で完全に覆われていて、中はまったく見ることができません。
学校の雰囲気だけでもわかる場所はないものかと、周りをうろうろしてみました。
フェンスの隙間からですが、校庭が見えました。
小学校の校門だけでなく周囲も工事現場の鉄板で囲われていてなかなか校舎などが見えません。
住宅街の細い路地を入っていくと一か所だけ鉄板が途切れているところを見つけたのでそこから撮った1枚。
まだ校舎もしっかり残っていますし、まさにこれから校舎の解体やら整備やらが始まるのでしょう。
どこに時計台のモニュメントが作られるのかはわかりませんでしたが、どんなものが作られるのか楽しみですし、たくさんの人が利用できる施設に再生されることを願っています。
キングコング西野が莫大な資金と人を集めている
で、その時計台の制作に絡んでいるらしい「キングコング西野」ですが、なぜ彼がこの小学校跡地の再生にかかわっているのか、どんなことをしているのか。
調べてみてびっくりです。
もっと宣伝していいはずなのに、池田市のホームページにも名前が出てこないのはなぜなのか。
それはただ手伝っているだけだから。
実際に池田市から「木のモニュメントを作って欲しい」とオファーがあったのはキングコング西野氏の同級生である西畠清順氏だそうで、その西畠清順氏から手伝ってほしいという話があったとのこと。(西野氏は大阪府池田市に隣接する兵庫県川西市出身)
2019年8月17日現在、西野氏はクラウドファンディングで時計台制作の資金を650万円作り出しています。
と同時に、時計台制作のための人員も集めています。
2019年9月中旬くらいまではクラウドファンディングが継続されており、応援したい!という地元の方はぜひ。ちなみに500円からでも寄付できるようです。
もう「手伝っている」域を超えて、素直にすごすぎる。
助っ人、頼もしすぎるでしょ(笑)
これが単なる出資ではなく、みんなに資金を協力してもらって、みんなで作る。
こんなの絶対盛り上がるだろうし、かかわった人は確実に愛着がわきますよね。
まさに市のイベントにぴったりです。
若くして芸人として成功したキングコング。
最近は「オンラインサロン」やら「絵本作家の活動」やら、どこに向かってるの~??ということで、叩かれたり炎上したりしているようですが、こんな活動もされているんだということを今回知りました。
いや、すごい。
池田市や、細河小学校の近隣の住民の方にもっと知ってもらいたい。
キングコング西野が細河小学校跡地に時計台を作っているらしい:まとめ
- 池田市細河小学校跡地は、現在工事中
- 老朽化した校舎は撤去され、イベントスペース・避難所などに再生される予定
- 西畠清順氏により木のモニュメントが建てられる予定で、西畠氏と同級生である西野氏が手伝うことになった
- モニュメント制作費用として、2019年8月17日現在クラウドファンディングで650万円の資金を集めている
細河小学校跡地がある池田市中川原町へは今回初めて行きましたが、木の時計台のモニュメントが似合いそうな、とってものどかな町でした。
時計台が完成したらぜひ見に行きたいと思います。