わが家では昨年の夏から麻のシーツ(敷きパッド)を使っています。
麻(リネン)は初夏から夏にぴったりの服というイメージはあるのですが、寝具としても有能なのです。
実際に麻のシーツを買うにあたって迷った点、ワンシーズン使ってみた感想などをお伝えします。
今年こそは麻のシーツにチャレンジしてみたい!とお考えの方の参考になればと思います☆
実際に安いリネンシーツをワンシーズン使ってみた感想
結論から言うと、
ちくちくもしないし、買ってよかった!
心配していたようなちくちく感や不快なザラザラ感はなかったです。
あえて言うならふんわりした畳の上で寝ているような涼しさです。
それまで使っていた綿のしじら織りのシーツは、洗濯した直後はパリッとしていて触れた感じが涼しかったのですが、2~3日使うと硬さが取れて涼しさは半減。
それに比べて麻はいつ触ってもパリッとひんやりしていて、ジメっとした湿気を感じることがありません。
肌が弱くややアトピー体質の息子も気持ち良すぎる~と喜んでいました。
そして何より、洗濯しても1~2時間で乾くところが素晴らしい!!
昨年6月ごろから10月ごろまでワンシーズン使い、洗濯も何十回としましたが、ちょっと毛羽立ってるくらいで特に大きな傷みもなく使えています。
お試し感覚で安い敷きパッドを買ってみましたが、まあ、わが家ではこれで十分だったかな、という感じ(笑)
同じような麻のシーツでも安いものと高いものの違いは何?
寝苦しい熱帯夜に麻のシーツがおすすめということを知り、さっそく購入を決意した私。
アマゾンやら楽天やらを徘徊していたのですが、価格帯としてはシングルサイズで1枚2,000円~5万円でした。
価格の幅がすごいな!
何がそんなに違うのかな?
1枚5万円するシーツが良さそうなのはなんとなくわかる…
でもさすがにシーツに5万円×2はちょっと高すぎる…そこまで高級品じゃなくていいんだよな~…と思っていた私。
でも安い商品のレビューを読んでいると使い始めて1週間でやぶれたというコメントも…。
高級な麻シーツ
- 表地だけでなく中綿も裏地もすべて麻100%
- 中に入れている麻綿の量が多い
- ザラザラ感を抑えるため細い麻糸を使用
安い麻シーツ
- 表地は麻だけど中綿・裏地はポリエステルを使用
やはり高級品は、中綿や裏地も麻でできていることで、吸湿量も蒸発による熱放出量も違うんだと思います。
迷いに迷い、最終的に私が買ったのは約3,500円の敷きパッド…(笑)
麻のシーツに初挑戦の私は、まずちくちくしたらどうしよう…と、麻の肌触りに不安がありました。
それに、涼しいとは聞くけど、どの程度涼しいのかわからない。
ただその辺は実際に自分で使ってみないとわからないし…。
3,500円なら、ちくちくして捨てることになっても惜しくないよね?ということで、麻の質感をお試しする目的で購入することにしたのでした。
↑ちなみに私が購入したのはこちらのキングサイズ。(シングルを2つ並べたサイズ)
あんまりおしゃれな画像じゃないんですが(笑)
安物は粗悪品?ほこりが大量に出るリネンシーツとの違いは?
いろいろな麻のシーツの商品レビューを見ていると、
「シーツからほこりが大量に出る」
「何度洗濯してもほこりが出る」
というコメントがありました。
さらに調べてみると、「安物は粗悪品だからほこりがおさまることはない」などとも書かれていてびっくり。
私が購入したシーツも5,000円もしない超安物でしたが、そんなにほこりが大量に出て困る~ということはありません。
運が良かった?偶然?
ほこりが出る要因を考えてみました。
キルティングのステッチの細かさ
個人的な感想ですが、キルティングのステッチが細かいことが良かったんじゃないかなと思っています。
布などの生地は、より合わせる糸の長さによって価格が決まるともいわれています。
長さが短いいわゆるクズ糸をより合わせて作った生地は元の繊維が短いので、やはり洗濯するとポロポロと抜け落ちていきます。
短い繊維であってもキルティングのステッチが細かければある程度繊維落ちがマシになるんじゃないかなと。
それにステッチが細かいと、寝返りによる摩擦や引っ張られる力にも強く、傷みにくいように感じました。
寝具の麻には「リネン」と「ラミー」という素材がある
私が購入した敷きパッドは「ラミー」という麻でできているものでした。
麻と言っても、「ヘンプ」「リネン」「ラミー」などいろいろな種類があり、シーツなどに使われているのはおもにリネンとラミー。
繊維の長さは、リネンが20mm~30mmなのに対し、ラミーは20mm~200mm。
参考日本麻紡績協会
繊維が長い分もしかするとラミーの方がほこりも出にくい繊維なのかもしれません。
麻のシーツ(敷きパッド)を使ってみた感想まとめ
- 麻のシーツは価格がピンキリ
- 中綿・裏地の素材によって価格に差がある
- 麻の質感を試したいなら安いものでも十分
- リネンとラミー2種類の麻がある
- キルティングステッチが細かい方がおすすめ
以上、麻のシーツを使ってみた感想でした☆
寝苦しい熱帯夜を少しでも快適に乗り切るために、麻の寝具を取り入れてみてはいかがでしょうか?